2026/09/18 23:18

2026年8月23日、大安吉日。
大間港で、伊藤憲也さん(左から三番目)の新造船「第五十五金比羅丸」の進水式が行われました。

以前の船「第三十二金比羅丸」は、伊藤さんが「32歳になるまで頑張りたい」という思いから名付けたもの。

そしてこの度お披露目した「第五十五金比羅丸」は、かつてこの船の船頭を務めた海津さんが、第五十五の船号で大漁を重ねてきた憧れの生き様を受け継ぎたかったからだそうです。

「海津さんの想いを忘れることなく、その名に恥じぬよう、日々、漁に励みたい」
そんな伊藤さんの言葉が、とても印象に残りました。

伊藤さんの漁師歴は18年。
中学卒業後から10年間、マグロ漁やイカ釣りの漁師さんのもとで経験を積み、25歳で独立。
第三十二金比羅丸で7年間、漁を続けてきました。
そして今回、船は4.6トンから7.3トンへ。
新しい船とともに、また新たな漁師人生が始まります。



そして今回、伊藤さんから以前の船の大切な大漁旗をお譲りいただき、お作りしたのがこちら!

「新しい船の進水式で掲げたい」とのリクエストをいただき、「吹き流し」に仕立てました。
初めてのオーダーで、四苦八苦しながらなんとか期日までに完成しました💦

そして迎えた進水式。

新しい「第五十五金比羅丸」の船上で、これまでの伊藤さんの漁師人生が詰まった大漁旗の吹き流しが、風を受けて力強くはためきました。

前の船から、新しい船へ。

大漁を願って掲げられてきた大漁旗が、形を変え、伊藤さんの新たな船出を見届ける――。
その光景に胸が熱くなりました。

仲間から贈られた絢爛な大漁旗をはためかせ、無事にお披露目を終えた船は、
伊藤さんと共に、また新たな物語を紡いでいきます。



そしてもうひとつ、素敵なお話を伺いました。伊藤さんの同級生、能登直樹さんがこの春から大間でゲストハウス「YORIDOKORO(よりどころ)」を始めたそうです。
「遊漁船のお客さんを泊めてもらって、大間を盛り上げたい」伊藤さんは、進水式の日のテレビ取材でそう話していました。

海でお客さんを迎える伊藤さん(写真右)と、陸で人を迎える能登さん(写真左)。
同じ時期に新たな船出を迎えて大間を盛り上げようとしているなんて、とても素敵ですよね!




今回お譲りいただいた「第三十二金比羅丸」の大漁旗は、これからTAIRYO DABESAのバッグや小物へと生まれ変わります。

新しい船出を見届けた大漁旗が、今度は誰かの日常に、新しい物語をつないでいく。

伊藤さん!第五十五金比羅丸のこれからの大漁を、心よりお祈りしています!🚩🌊